かつ丼・海鮮丼・親子丼・天丼など、世の中には色々な種類の丼があるなか、皆さん、一番好きな丼は何ですか?
私はといえば、かなり食い意地がはっているため、正直丼ものは何でも大好物なのですが、あまり頻繁に食べられないので、目の前にあると、すこぶるテンションが上がるものがあります・・・。そう!うな重です!
丼ものファミリーの中でも一際高級感を感じるのが「うな重」!今回はそんなうな重の主役のウナギについてお伝えしたいと思います。
「うな重の「並」と「特上」の違いは?」
うなぎ屋さんのメニューでよく見かける、並と特上の文字。これの意味を正しく理解している人は、果たしてどれほどいるのでしょうか?
かくいう私も店をやるまでは完全に、ウナギの品質が普通のものが並で、高級なものが特上なのかと思い込んでいました。実は‣・単純に「小さいウナギは並、大きいウナギは特上。というだけの話で、品質の違いは一切なく、ウナギの量が多いか少ないかの違い」でした。
では、並や特上でウナギ自体の違いは計れないとするならば、品質の違いはどうやって見分ければよいのか。そもそも、美味しいウナギってどんなウナギなのか・・・?
ウナギの種類を大きく分けると、養殖もののウナギと天然もののウナギ、の2種類に分けられます。
なんとなくイメージでは、なんでも天然ものの方が美味しいのでは・・・と思いがちですが、ウナギの場合は一概にそうとは言えません。なぜならば、天然ウナギはそのウナギが過ごした環境・時期・食べたものの影響で品質のバラつきができやすく、美味しいものと、そうでないものとの落差が非常に大きくなるからです。
一方、養殖ウナギは、その道のプロともいえる人の手が加わるため、品質管理が徹底されており、どれを食べても一定の基準を満たした美味しさを味わうことができます。ただし例外も存在します。
その例外のキーワードは「下りウナギ」。これは10月頃に、冬眠や産卵のために栄養をたくさん蓄え、川を下りだす頃のウナギの名称です。これが一般的にウナギの一番美味しい時期とされており、もちろん天然でしか味わえないもの。それが「下りウナギ」です!
ちなみに、10月頃でも輸入物のウナギなど、下りウナギとは言えない天然ウナギも当たり前のように販売されているため、「これは国産の下りウナギですか?」と確認してから購入するのが確実です。
「ウナギをもっと美味しくするオススメの調理法」
そんなことをいっても、いつでも高品質のものが手に入るわけではないのですが、手軽に美味しいウナギを食べたいと皆さん思うと思います。一般的には、買ってきた長蒲焼をカットして、電子レンジで温める方が多いようですが、食感がベチャっとしてしまいます。
そこで、当店では「魚を焼くグリル」か「オーブントースター」で再加熱(焼く)をオススメしております。ウナギのたれも別添えさせて頂いているので、焼いた後にお好みでご利用ください。
ただ、うなぎ屋としては、ご来店頂いて、焼きたてを食べて頂けるのが一番ですが・・・。
今回、並と特上の違いを・・・ただ大きさ(量)が違うだけと紹介させて頂きました。これからは、ダイエット中のときは「並」を、どうしても腹ペコなときは「特上」をご注文下さい。ただし、当店は「ご飯のおかわり自由」ですので、自己規制ください!