エラ呼吸をする魚類は陸上に上がったら、すぐに死んでしまうのが普通です。中には肺魚という肺呼吸ができる魚も存在するが、エラ呼吸の魚は陸上では呼吸することが出来ません。
しかし、肺呼吸が出来ないのに、地上でも呼吸が出来る魚が存在します。それがウナギとドジョウです。ウナギとドジョウは陸上でもある程度生きられる理由などをご紹介します。
ウナギとドジョウは陸でもある程度生きられる
大体の方は、予測が付いたと思われますが、ウナギとドジョウは皮膚で呼吸をしています。皮膚が乾燥しない限り、地上に上がっても呼吸が出来る生き物なんです。
魚は陸上に上がってしまえば、すぐに死んでしまいます。しかし、ウナギは雨の日に陸地に上がってくることが知られています。なんとウナギは、自分の意志で水から上がって陸上を移動するのです!
ウナギは陸上を数kmぐらい移動するのは普通であり、畑の作物を荒らすこともあったといいます。かつてポーランドではウナギを捕まえるために、陸上に罠を仕掛ける漁が行われていたという記録もあります。
ドジョウも陸地を移動することがあるのが知られており、寒い冬には泥の中に入って冬眠することが知られています。なぜ、ウナギやドジョウは肺呼吸が出来ないのに、陸上で生きられるのでしょうか?・・・実はウナギは皮膚から、酸素を取り込む皮膚呼吸を行っているのです。皮膚が乾燥してしまうと呼吸することは出来なくなりますが、ウナギは皮膚の乾燥を防ぐ粘液を分泌しています。
そのため、かなり長く陸地で活動が出来るのです。さらに雨の日は、より長い距離を移動できます。
ドジョウもウナギと同様に皮膚呼吸をしていますが、腸を使った腸呼吸も行っています。エラではなく、空気を口から吸いこみ、腸で酸素を取り込み腸管から排出することが出来るのです。あくまで補助的な呼吸のため長時間生きることは難しいですが、陸の上でも呼吸することが可能なのです。
ウナギとドジョウの栄養価は同じ?
ウナギといえば昔からスタミナ食として知られており、非常に栄養価が高いです。ビタミンAやビタミンB群・ビタミンD・ビタミンEを豊富に含んでおり、非常にビタミンの多い魚です。
ウナギは熱を加えないと毒があるため、生で食べることは出来ません。そのため、事実上ウナギから摂取することは出来ませんが、熱に弱いビタミンCも含め鉄・亜鉛・カルシウムなどのミネラルも豊富です。脂肪が多いと思われがちですが、DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸が豊富で究極の美容食と言われることもあります。
ドジョウは、古くからウナギと同様の栄養価を持つとされています。ドジョウはウナギほどバランスよくビタミンやミネラルを含んでいませんが、カルシウムはウナギの9倍も多く含まれており、最もカルシウムが多い魚といわれることもあります。
ビタミンDや亜鉛も豊富であり、ウナギに比べると脂肪が少なくたんぱく質が多いです。かなり栄養価の高い魚であることは間違いないのですが、ドジョウは骨が多く料理するのが難しいため敬遠されることも多いです。また実際に料理できる人間も少ないため、食べられる機会が減っているようです。
当店では、メジャーなメニューでありますが・・・「ドジョウの唐揚げ」をオススメしております!ぜひ一度、お試しください!
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魚大好き マグロだよーん (木曜日, 25 4月 2024 11:00)
えーーーーー
魚 (木曜日, 31 10月 2024 20:37)
なぜ魚は地上だと呼吸ができないのか