皆様のおかげで、当店もオープンより10年目を迎えました。本当に感謝です。
そこであらためて、2大看板メニューの「自然薯」について、詳しくお知らせしたいと思います。
いろいろと研究しながら、ご提供させて頂いてますが、うなぎと同様に知れば知るほど奥が深く、「一生、勉強です!」これからも、より良いものをご提供できるよう、がんばっていきます!
自然薯(じねんじょ)とは
◆ヤマトイモの仲間
自然薯は一見長芋(ナガイモ)とも似ていますが別種にあたり、風味も異なり、市場価値も格段 の差があります。一般に山芋と呼ばれるものには、大きく分けてヤマノイモ、ジネンジョ、ダイジョの3つの種類に分かれます。
◆ヤマノイモ科ヤマノイモ属
自然薯(じねんじょ)は自然生(じねんじょう)とも呼ばれ、日本が原産のヤマノイモです。その名が示すとおりかつては山に自生している天然のものを収穫していましたが、近年では栽培が盛んに行われるようになり、まっすぐに伸びた綺麗な形の物が市場に流通しています。
もともと野生種で山菜の王者と呼ばれ古くから珍重されてきました。芋の部分だけでなく蔓にはムカゴと呼ばれる大豆ほどの実を付け、これも食用になるほか、春には新芽も山菜として食用とします。
◆短形自然薯
自然薯には一般的な細長く伸びていくタイプと、いちょう芋などのように塊になる短形自然薯と呼ばれるタイプがあります。この短形自然薯は綺麗に真っ直ぐ伸びるように栽培された自然薯に比べ格段に安い価格で販売されています。
◆自然薯の特性
自然薯は地上部分に長い蔓を伸ばします。葉の形は細長いハート型で、先が細く尖った形をしていて秋になると葉の付け根部分にムカゴと呼ばれる実を付けます。地下の芋の部分は秋に肥大しますが、冬に地上部が枯れ、春になるとその芋の先から新たな芽が伸び成長し、地上部が伸びていくに従い芋の養分を吸ってしまうので、しぼんでいきます。そして秋になると元のより更に大きく肥大していきます。天然の物の場合だと5年ぐらいかけて成長を繰り返し1mほどの、大きく長い芋となります。
栽培物の場合は早いものだと種芋を定植してから1年、長いものでも3年ほどで収穫されますが、サイズは1年でも1mを越すものが採れるようになります。
自然薯(じねんじょ)の主な産地は
◆全国各地sで自生と栽培
自然薯は全国各地の山に自生しているので、山に入ってがんばって探せば、運が良ければ見つけることが出来るでしょう。ただ、掘った後は必ず元に戻して置いて下さい。
栽培も各地で行われるようになりましたが、まだまだ数量は限られ、また手間もかかることから価格は長芋の数倍から10倍ほどもします。1kgあたり2,500円から3,000円といったところです。
◆自然薯の栽培方法
自然薯は、芋が細長く地下深くまで伸びる性質があるので、通常栽培には半円形のトヨ型や筒を斜めに埋め、その中を芋が伸びていくようにされています。そうすることでまっすぐな形と、掘り起しやすさを得ることができます。
自然薯(じねんじょ)の旬は
◆自然薯の主格時期と食べ頃の旬の時期
自然薯は早いものでは10月中旬辺りから収穫されますが、通常は11月中旬から雪が降る12月いっぱいあたりが収穫時期となります。特に自然薯はお歳暮や正月用に出荷されることが多く、その時期が最盛期となります。
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