「ひつまぶし」は、うなぎの蒲焼を細かく刻んで、ご飯に混ぜた愛知県名古屋市の郷土料理です。
名古屋名物といえば「きしめん」「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「手羽先唐揚げ」「どて煮」などがありますが、名物として欠かせないのが「ひつまぶし」です!
「ひつまぶし」は今や全国的に広まった料理ですが、実は愛知県名古屋市の熱田神宮前の「あつた蓬莱軒」の登録商標なのです。
うなぎの蒲焼をふんだんに使い、ご飯には特製のタレがしみ込んで、名古屋名物にふさわしい料理です。
当店でも人気NO1のメニューです。ちなみに女性にはハーフサイズの「ミニまぶし」、
男性には「牛たんひつまぶし」がおすすめです!
「ひつまぶし」の由来・発祥
「ひつまぶし」の語源は、お「櫃(ひつ)」のご飯に蒲焼を「まぶす」ことからきています
「ひつまぶし」の由来は諸説ありますが、はっきりと断定できるわけではありません。
一つは料理屋の賄い食と生まれたという説で、蒲焼として出せないような小さくて質の悪いうなぎを細かく刻んでご飯にまぶして茶漬けにして食べたのが、はじまりといわれています。
ちなみに、お茶漬けとして食べるのは賄い料理として、さっと食べられるからという説と、宴会料理の締めでさっぱりと食べやすい様に茶漬けにしたという説もあります。
また、出前として頼まれていた「うな丼」がみんなで食べるには蒲焼では公平に分けられないので、細かく刻んでみんなで均等に食べられるように工夫したという説があります。
そして、出前で使われていた陶器の器では割ってしまうことが多く、代わりに大きくて丈夫なお櫃を使うようになった事から、現在のお櫃の中に入れた「ひつまぶし」が出来上がったのではないかと考えられています。
「ひつまぶし」の発祥については登録商標を持つ「あつた蓬莱軒」が始めたという説と、名古屋市中区の「いば昇」が始めたという説がありますが、どちらも歴史のある老舗です。
コメントをお書きください