和食の基本といわれる一汁三菜とは?献立を決める際の目安になる一汁三菜ですが、具体的な内容を
ご存じでしょうか?ご飯、汁物、副菜、それぞれの料理や並べ方まで、日本人なら覚えておきたい
一汁三菜の基本をご紹介します。
一汁三菜、一度は聞いたことがありますよね。汁物ひとつに、おかずが3つあるものと、簡単なイメージ
を持っているかもしれませんが、「本来の一汁三菜は、ご飯と汁物と漬物に加えて、生魚を使用したなます、
焼物、煮物の3つのおかずが付く献立」だと言われています。人をもてなす時に、多くの料理をコースのように
出す方法からきているようです。
現代では焼物や煮物に関わらず、ご飯、汁物、メインのおかずに副菜2品の献立を一汁三菜と呼ぶ
印象が強いようです。
◎一汁三菜のいいところって何?
一汁三菜の最大の長所は、いろいろなものを少しずつ摂れる内容です。ごはん、汁物、おかずの3品の
組み合わせで、穀類、野菜、肉、魚などのタンパク質をバランスよく意識できます。一汁三菜と具体的な
数字を用いて示すことで、意識もしやすくなります。
一汁三菜の献立の決め方
◎1.「主菜」たんぱく質の摂れるメインを決める
メインとなるおかずは肉や魚、たまご、豆腐などのたんぱく質を中心にした献立を考えます。主菜になる
メインのおかずは一皿のみです。配膳全体の中でもっとも目につくぐらいのボリュームがあるものがよい
と思われます。
例えば、旬の魚を1尾使った焼き魚や、煮つけ。夕食には豪華な印象のする肉類にするというのも
よいでしょう。カロリーを気にする方は、お豆腐や大豆などで、たんぱく質を補った野菜の多いメニュー
にするのも良いでしょう。
◎2。「副菜」残り2つのおかずは野菜を中心に
残りのおかずは、野菜を中心にした料理を用意します。例えば、ほうれん草のおひたしや、ひじきを
使った煮物など、量は小鉢に添える程度がちょうどよいです。豆や海藻類を使ったものもおすすめです。
時間のないときは、生野菜を合わせたサラダも副菜のひとつになります。
◎3.素材がかぶらないようにする
一汁三菜を考えるとき、3種類のおかずの食材や調理法は、かぶらないようにした法がよいです。
例えば、焼き物をメインにした場合は、副菜には焼き物や炒め物よりも和え物や蒸し物を選ぶと
よいと思われます。また、副菜のひとつを大豆を使った煮物にした場合には、もうひとつの
副菜の素材に豆腐を選ぶと、同じ大豆同士になってしまいますので、海藻類や別の野菜を選ぶのが
よいと思います。
以上のように、当店でも、ご宴会料理、お持ち帰りのメニューやお弁当など、お客様にご提供する
料理に関しては、一汁三菜を意識しております。
今回はここまでして、次回は「一汁三菜の置き方」「一汁三菜の食べ方」などについてご紹介
したいと思います。
以上のように、当店でも、ご宴会料理、お持ち帰りのメニューやお弁当など、お客様にご提供する
料理に関しては、一汁三菜を意識しております。
今回はここまでして、次回は「一汁三菜の置き方」「一汁三菜の食べ方」などについてご紹介
したいと思います。
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