1:ウインナーに切り込みを入れるのは日本だけである
お弁当や洋食店などで見かけるウインナーは、表面に切り込みが入っているのをよく見かけますが、
この切り込みは日本独自のものです。
この切り込みは単に飾りや、火を通しやすくするためのものではなく、箸でとるときに滑りにくく
するためのものです。
ちなみに、初めてウインナーに切り込みを入れたのは、料理研究家の尚道子さんで、彼女は
タコさんウインナーを考案した人物でもあります。
日本人の食文化ならではの工夫とホスピタリティを感じますね。
2:果汁100%じゃないものは「ジュース」ではない
食品表示基準では果汁100%のものだけが「〇〇ジュース」と名乗ってもよいことになっており、
果汁が100%に満たないものはジュースという名称で販売することはできません。
また、パッケージに関しても、果汁100%のものは果実の断面のイラストを使用できることに
なっており、果汁が100%に満たないものは断面のイラストは使用できないものの、
果実表面のイラスト使用は認められており、さらに果汁5%未満のものでは、果実表面の
イラストも使用できないという決まりになっています。
今後、パッケージを見れば果汁100%か否か、一目でわかると思います!
3:「じゃがいも」の正式名称は「じゃがたらいも」である
じゃがいもの原産地はアンデス地方で、日本に輸入されたのは1598年のことだといわれています。
この時にジャワ島のジャカルタ(当時はジャカトラと呼ばれていた)を経由して日本に
伝来しており、「ジャガタライモ」と名づけられました。
ジャガタライモの呼び名が、だんだん訛って今の、「じゃがいも」へと変わっていったそうです。
4:「二十世紀梨」は19世紀につくられた
1888年に、千葉県で13歳の少年がゴミ捨て場で自生している梨を偶然発見しました。
それが新種の梨であり、「新太白」という名前が付けられました。
その10年後、明治時代の教育者で農学士である渡瀬寅次郎によって「二十世紀梨」に
改名されました。
その名前には「二十世紀で梨の王様になるだろう」という願いが込められているのだそうです。
因みに、渡瀬寅次郎は「少年よ、大志を抱け」でおなじみのクラーク博士の教え子
だったそうです。
5:もともとドーナツには穴がなかった
今となっては、ドーナツといえばリング型の形が一般的ですが、もともとドーナツには
穴が開いていませんでした。
ドーナツの起源はオランダのお菓子である「オリ―クック」という円形の揚げ菓子の上に
クルミがのせられたものでした。
このお菓子がヨーロッパからアメリカへと渡った際に、調理時間の時短のために穴が
開けられるようになり、クルミがなくなっていったといわれています。
ドーナッツという名前は、生地を意味する「ドー(Dough)」に「ナッツ(Nuts)」を
組み合わせて名付けられたのだそうです!
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